YNU日本語スピーチ大会2011審査員コメント

徐敏民(本学教育学研究科卒業生 華東師範大学日本語学部主任 留学生センター客員研究員)

   

今回のスピーチコンテストは内容も形式もすばらしかったです。特にPPT(写真)を見せながらの発表は印象的で、勉強になりました。コンテストを通して学生の観察力、表現力が高められ、将来の発展につながると存じます。私は来日直後、ザ・フォーラーム85年度の外務大臣賞と優秀論文賞をいただいたことがあります。これを契機に視野が広がり、学問の探求をしながら、客観的に日本と中国の社会を捉える習慣を身につけ、今の日本語教育現場にも大いに役立っていると痛感しております。

    

宮武久佳(横浜国立大学 国際戦略コーディネーター)

    

参加者のスピーチを聴いていて自信(?)が揺らぎました。「かりに、どこかの国に暮らして現地語によるスピーチ大会に出る機会があっても、あんなにうまくしゃべれないよね」と。皆さんが「見つけた日本」もおもしろかった。皆さんのスピーチのおかげで私も日本を再発見しました。

大野茂(2011年留学生センター開催公開講座 『日本語で国際交流』受講、国大ボランティア )

短期間の留学生活において、各人各様よく日本の特徴を的確に見つけ出し、上手な日本語でスピーチされたのには本当に驚かされ審査で順位をつけるのが大変でした。ただ、発表するのは難しいので日本の良い面のみが強調された点には、少しうしろめたい気もあり、一度悪い面も率直に聞いてみたい気がした次第です。

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