2018年度 記念文集

王 承懷

王 承懷 オウ ショウカイ

一年間の留学生活があっという間に終わってしまった。 最初日本へ来た時、緊張して、一人でどこまで行けるのか、自分は留学することを選んだのは正しい選択なのか、疑った。しかし今答えは明らかになった。

一人暮らしだから寝具とかゴミ箱とか日常生活用品全部揃うのも大変だったが、よかったのはここでいい人たちに出会えた。横国の人たちも寮に住んでいる人たちも。

留学を通して、台湾でなかなか体験できないこともできた。例えば部屋で暖房をつけたとか、駅員さんに電車の中に押し付けられたとか、立ち食いしたこととか。

一番印象に残るのは初めての長野県飯田市でのスキーだった。思ったより難しく、一回転んだら立ち上がれなくて、ほかの子供たちは私よりずっと上手で恥ずかしくなった。スキーの翌日全身筋肉痛で動けなかったが、真っ白な雪が降るのを見れて嬉しかった。

もちろん、全ては楽しいことばかりじゃなく、挫折感を味わうことも少なくなかった。しかしそれがあるからこそ私も少し成長したと思う。

この一年間出会った人々に感謝しか言えない。もう言葉にできないくらい感謝だ。ここに来て良かった、留学を決めたことは後悔しない。この一年間の思い出は人生の宝になる。

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