2018年度 記念文集

倪 若庭

倪 若庭 ゲイ ジャクテイ

 日本語を勉強し始めた時から、日本に留学することはずっと私の夢だった。憧れの日本での生活は想像以上に楽しかった。 今までは日本人と交流したことがあまりなく、もちろん日本語を話す機会もなかなかなかったけれど、日本に来てから授業中や友達と話す時も全部日本語で、台湾にいた頃より上達するのが速いと思う。 同じ日本語を勉強している他の国の留学生と知り合いになり、異文化を交流したり、違う言葉を覚えたりして、知らないことばかりで、自分はまだまだだなぁと思った。 日本語だけではなく、自炊も前よりうまくなった気がする。台湾では外食文化が盛んなため、外を出れば絶対に何か食べ物があるけれど、寮の近くはコンビニしかなくて、自炊せざるを得なくなった。そこも日本に来てから一番慣れないところである。 楽しいことばかりではなく、うまくいかないことで落ち込んだり、体調を崩したりもしたけれど、友達や先生が暖かく支えてくださったおかげで、今の自分は一年前と比べて大幅に成長したと胸を張って言える。

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