Home Stay Programに留学生29名が参加しました!

 2017年11月25、26日の週末に、本学留学生29名が1泊2日のホームステイを体験しました。このプログラムは、日本での日常生活を体験し、日本人家族と交流する機会を留学生に提供するもので、ヒッポファミリークラブのご協力により10年以上続けています。大学に通うだけでは難しい日本人家族との出会いがあり、毎回たいへん好評で、ホストファミリーとの交流をその後何年も続けている卒業生もいます。
 参加留学生たちは、まず、オリエンテーションを受講し、日本での食事や入浴等一般的な習慣について学びます。また、マッチングされたホストファミリーについて知り、実際に会う前にメール等で交流を始める学生もいます。当日は、顔合わせを行い、それぞれの家庭へと出発し、家族の一員としての二日間が始まります。一緒に料理を作ったり、子どもと遊んだり、地域のイベントに出掛けたり、と家族の時間を共有する中で、驚きや戸惑い、発見や納得など、普段とはまた違った思いをいろいろと味わうようです。

 今回は、ベトナム、中国、台湾、韓国、ミャンマー、マレーシア、エジプト、カメルーン、ドイツからの留学生が、横浜近郊と静岡県東部に滞在しました。どんなふうに過ごしたのでしょうか。

「夕食にお鍋を食べた」
「鎌倉で大仏を見た」
「みんなでボードゲームをした」
「一緒に農業祭に行った」
「豚汁、卵焼き、のり巻きを作った」
「神社で日本の伝統的な結婚式を見た」

各自いろいろな体験をし、感想を寄せてくれました。下記に一部をご紹介しましょう。

「子供がいっぱいいる家庭の温かさを感じ、一人っ子のわたしはちょっと感動」
「妹と話すのはちょっと難しい。たぶん年齢の差のせい?!」
「共働きが普通に認められていると感じた」
「日本の住まいは大きくないけれど、基本的な活動のできるスペースは十分備わっていた」
「おにぎりのつくりかたがわかった!」
「お風呂に入るとき、家族みんなで同じ水を使っていた」
「実際の生活とTVドラマは全然違う!」
「今までの旅行と全然違って、めずらしい思い出ができた」
「以前考えていたより、日本人はずっとopen-mindedだった」

 留学生の話を聞いていると、このホームステイが、授業とはまた違った視点で、日本や日本人について理解や考察を深める良いきっかけとなっていると感じます。この新しい出会いが、家族と離れ日本で学ぶ留学生たちの励みや支えとなることもあるかもしれません。次回のプログラム実施は2018年初夏の予定です。国際教育センターウェブサイト等でご案内しますので、留学生のみなさん、ぜひご参加ください。

(国際戦略推進機構 企画推進部門)