留学生10名が生け花を体験しました 10 international students took an Ikebana Trial Lesson at YNU International Student Center.
2017年8月8日、本学国際戦略推進機構企画推進部門主催による「留学生のための生け花体験教室」が国際教育センターにて開かれました。歴史ある日本の生け花を体験し、ひとりひとつの作品を作り上げることのできる当教室は、キャンセル待ちが出るほどの人気で、今回は10名の留学生が参加しました。
講師に池坊の篠宮一子先生(神奈川SGGクラブ)をお迎えし、始めに生け花や池坊の歴史や基本的な形についてのお話があり、その後、本日の花材を実際に生ける姿を見学しました。実技の時間になると、それまで静かに見入っていた学生たちが様々な表情、豊かな表現力を見せ始めました。花材を手に取りいろいろな角度からじっくり観察する人、思い切りよくはさみを入れる人、篠宮先生の作品からエッセンスを感じ取ろうとする人、各人のスタイルで生け花に取り組みました。
ほとんどが初参加の留学生たちですが、30分余りで10の作品が出そろいました。途中篠宮先生からのアドバイスをいただきながら完成させた、自分だけの生け花を前に皆嬉しそうな様子、終了後には「日本の伝統文化を知り勉強になった」「自然にも触れることができ心が落ち着く感じがした」などの感想が寄せられました。講義中、生け花特有の耳慣れない日本語に戸惑う姿も見られましたが、そういったことも含めて、日本の文化に触れるよい機会となったようです。
次回は来春の開催を予定しています。「簡単そうに見えたのに実際にやってみたらなかなか難しかった」と言っていた留学生もいました。「実際にやって」みて、感じたり考えたりすることは異国の地での大きな学びや自信につながるのではと思います。次回もどうぞご期待ください。
国際戦略推進機構