公開講座「日本語教育と国際交流―留学生との対話を通じて― 」を実施しました
公開講座「日本語教育と国際交流―留学生との対話を通じて―」報告
2017年6月3日(土)13:30~15:30の2時間、国際教育センター306教室で、公開講座「日本語教育と国際交流―留学生との対話を通じて―」が開かれ、18名の高校生が参加しました。この講座は、高校生の皆さんに①「国際化」や「外国人との接点を持つこと」は特別なことではなく既に身近なことであるということ、②外国人と一緒にやっていくためには、相手に日本の社会のやり方に合わせることを求めるだけではなく、日本人の側も相手に合わせる必要があるということの2点を知ってもらいたいと考え企画しました。また、講座当日は、本学の留学生である、金ミノさん(韓国)、トウ・アナンさん(中国)、パッラグ・エディナさん(ハンガリー)の3名もお手伝いとして参加くれました。
同講座は3部構成となっており、まず、「1 世界の日本語学習者」で、世界でのどのぐらいの数の国でどのぐらいの数の人が日本語を勉強しているかについて見ました。その際に、4つのグループに分かれ、留学生から、どんなきっかけで日本語を勉強しはじめ、日本語の上達のためにどのようなことを心がけているかという話を聞きました。次の「2 身近になった外国人の存在」では、日本に住む外国人、海外からの観光客が増加する中で、日本の社会において外国人に対してどのような配慮が必要なのかを考えました。その一環としてグループで「外国人観光客にわかりやすい寿司屋のメニュー作り」という課題に取り組みました。最後に「3 YNU のグローバル環境」として、交換留学や海外キャンプ、チューター制度等、本学でどのような国際交流活動や海外経験ができるのかを紹介しました。
参加した高校生の皆さんは、非常に積極的に議論や課題に取り組んでいました。講座の後で行ったアンケートでは、「留学生にいろいろな話を聞けた」「海外における日本語教育の現状を知ることができた」「身近な例から日本の社会の課題がわかった」という声もあり、わずか2時間の講座でしたが、いろいろなことを学ぶ時間となったのではないかと思います。