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ピアノ演奏会&インタビュー(川上敦子氏プロフィール)

2024年度の横国Dayでは、1924年に本学の前身である横浜高等工業学校の鈴木達治校長が学生のためにドイツ・ベヒシュタイン社製のグランドピアノを購入して100年にあたることを記念し、メインイベントとして、本学の卒業生でピアニストの川上敦子氏によるピアノ演奏会を行います。演奏後には、実業家としても活躍されている川上氏の素顔に迫るインタビューも行う予定です。

川上敦子氏 プロフィール

川上敦子氏

横浜国立大学経済学部卒業後、渡英。
ピアノをベンジャミン・キャプラン氏に師事。

2001年、演奏不可能といわれたリスト作曲「超絶技巧練習曲1837年版」日本初演にてデビュー。「音楽現代」誌にて、「稀代のリスト弾き。きらびやかでメリハリの付いた演奏、見事な換骨奪胎」との評を得る。
2003年、伊福部昭作曲「日本組曲」を演奏、臨席した伊福部昭氏より賞賛を受ける。2004年5月、伊福部昭氏より献呈を受けた「日本狂詩曲」ピアノ独奏版を、氏臨席のもと初演。2012年9月にリリースされたCD「伊福部昭ピアノ曲集」は、「レコード芸術」誌にて、「伊福部作品の生命感と土俗性をよく活かした見事な演奏。作曲家のお墨付きを得ただけのことはある、十分にニュアンス豊かな、堂に入った表現。力強い鋼のようなタッチが、生命の根源的な響きと言えるような原始的な力強さを与えている。」と評され、特選盤に選ばれる。

日本各地でリサイタルを行うほか、ニューヨーク、ヨーロッパ、東南アジアでもリサイタルやデュオコンサートを行い、音楽祭などにも出演。
2016年4月に行った東京、大阪、釧路、音更の全国4カ所、及びニューヨーク カーネギーホールに於けるリサイタルツアーでのシューマン&ブラームスプログラムは、「ショパン」誌にて、「自在感と感性の冴えを感じさせるスケールの大きな演奏。豊かな音楽性を支えとした精妙な表現」と評される。
2017年1月には、青山昌弘氏が川上敦子の演奏を念頭に書き下ろしたピアノ協奏曲「産土の始め」を北海道農民管弦楽団と初演。同年9月には石丸基司氏の個展リサイタルを弾くなど、邦人作品にも意欲的に取り組んでいる。

その他の主な演奏会に、自筆第一稿に拠るノンペダル奏法にてのモーツァルトピアノソナタ全曲リサイタル(透明な音色とすばらしい指まわり。モーツァルトのピアノ音楽の素晴らしさを学術的に伝える~「ショパン」誌)、札幌交響楽団や陸上自衛隊北部方面音楽隊、陸上自衛隊第5音楽隊との共演、ヴァイオリニスト ルツ・レスコヴィッツ氏とのデュオコンサート、俳優 長谷川初範氏による朗読とのコラボレーションコンサート。

ピアノを他に、池上志づ子、遠藤道子、田口千晴の各氏に師事。

(担当:リレーション推進課)


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